「家の収納力を増やしたい!」と悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する「ダボレールを使った収納棚」で誰でも簡単に収納力を2倍に増やす事ができます。
この記事では、収納力向上に必要不可欠な準備物と購入店舗、具体的な取り付け方法を説明します。
この記事を読み終えると、今後一切収納に悩むことがなくなります。
ちなみに私もこの施工を行う前に様々な商品(ホームセンターによく置いてあるラック、突っ張り棒型のラック)を検討しましたが納得する解決手段が見つからず。
そんな中、「ダボレール」というキーワードを見つけ、今回の施工に至っています。
完成形
この記事に記載の手順を経てできる姿がこちらです。
従来デットスペースだった天井付近のスペースに棚を作り、物を置けるようになりました。
その結果、実質収納力が2倍になったのです。
また今後、棚がもう一段必要であれば後から追加可能です。
完成図(詳細)
もう少し詳細な完成図の載せておきます。
我が家の納戸はほぼ正方形の形をしており、入口入って右側天井付近に配電盤ボックスがあります。
具体的な写真は次の通りです。
<左面>
<右面>
所要時間
素人の私が妻が協力し、途中に休憩(+子供の相手を含む)を取りながら全部で6時間かかりました。
素人が行う作業で6時間というのは、結構な難易度に聞こえますよね。
しかし、実際に施工してみるとポイントを確実におさえれば案外良い物が出来上がるというのが実体験から言えることです。
【費用】40,000円以下
今回の施工にかかった費用は全部で約39,180(税込)です。
内訳は以下の通りです。
- ダボレール:1本1,800円×6本=10,800円
- 化粧棚:1枚2,000円×8枚=16,000円
- ブラケット:1個670円×2個(左右)×8(8枚分)=10,720円
- ビス_ダボレール固定用:1セット580円×2セット=1,160円
- ビス_ダボレールと棚板固定用:1セット250円×2セット=500円
市販で販売されているラック型や突っ張り棒型棚の値段と比較してみても、満足いく価格で抑えられていると思います。
既製品と違って棚を追加できる拡張性があるのが嬉しいポイントです。
準備物
次は、具体的な材料の説明をします。
まずは以下写真をご覧ください。
①ダボレール(180cm)
今回の施工で一番必要不可欠なレールです。
施工後のレイアウトの自由度を高めるため、極力長いものを購入することがオススメです!!
(私は白色のダボレール180cmを購入しました。)
②棚板(40cm(縦)×90cm(横)×1.6cm(高さ・厚み))
棚になる板です。
基本に好みの色・サイズの板(一般的に化粧板と呼ばれています)を準備しましょう。
③木棚用ブラケット(35cm)
ダボレールと棚板をつなぐ金具です。
ブラケットには左右があるので、商品を慎重に見ながら左右の数を間違えないようにしましょう。
ココがポイント
④ネジ(3.1×38)_ダボレール固定用
ダボレール+壁(パネル)+下地(柱)を考慮して、極力長いものを選びましょう。
⑤ネジ(3.8×16)_棚板固定用
棚板にブラケットを固定するためのビスです。
このビスは棚板に差し込むため、棚板の厚み以下にしましょう。
ココがポイント
準備物の把握もできたところで、作業手順の説明に移ります。
作業の全体像
まずは簡単に作業の全体像を写真で説明します。
それで作業の全体像をイメージして下さい。
- 下地(柱)を探して印付け
メタルキャッチャーを使って下地(柱)を探していきます。柱を探したら取り付けるダボレールのおおよその長さ(希望)を決めます。 - 準備物の購入
ホームセンターでダボレールや棚板などを揃えます。
- ダボレールを下地や柱に固定
まずはダボレールを下地(柱)に取り付けます。
- 棚板と木棚用ブラケットを取り付け
棚板とブラケット(棚板をダボレールに取り付けるための金具)を固定します。 - 棚板をダボレールに設置
棚板をダボレールに取り付けます。好みの高さに調節すれば完成です。
作業の全体像がイメージ出来たところで、具体的な手順説明に移りたいと思います!
【手順1】下地(柱)を探して印付け&ダボレールの長さ決定
- 下地(柱)を探して印付け ←今ココ
- 準備物の購入
- ダボレールを下地や柱に固定
- 棚板と木棚用ブラケットを取り付け
- 棚板をダボレールに設置
この作業でダボレールを取り付けられるかの確認と、ダボレールのおおよその長さを決めていきます。
写真のようにメタルチャッチャーを使って下地(柱)の位置を確認します。
メタルキャッチャーが反応した部分を養生テープで印付けすると下地(柱)が明確になります。
この印を直線でつないだ線上にダボレールを取り付け可能となります。
この印をベースにダボレールの長さを決めていきます。
【手順2】準備物の購入
- 下地(柱)を探して印付け
- 準備物の購入 ←今ココ
- ダボレールを下地や柱に固定
- 棚板と木棚用ブラケットを取り付け
- 棚板をダボレールに設置
準備物に記載の材料を購入します。
私はロイヤルホームセンターでダボレール・木棚用ブラケット・ビスを、カインズホームで棚板を購入しました。
【手順3】ダボレールを下地や柱に固定
- 下地(柱)を探して印付け
- 準備物の購入
- ダボレールを下地や柱に固定 ←今ココ
- 棚板と木棚用ブラケットを取り付け
- 棚板をダボレールに設置
これから、ダボレールを壁に取り付けしていきます。
[3-1]ダボレールの位置を決めます
まずは、取り付けする高さを決めておきましょう。
例えば「下から35cmの位置からレールを開始する」など決めておくと良いでしょう。
なぜなら、ダボレールは左右が「同じ高さ」かつ「平行」に設置する必要があるからです。
[3-2]下地探し(針)で取り付け位置の確認
自分がこれからネジを差し込もうとしている位置の両サイドを下地探し(針)で刺してみて、100%下地があることを確認します。
(これを怠ると、下地ではなく壁パネルにネジを差し込んでしまうリスクがあります。)
[3-3]ビスの一番上、真ん中、一番下を固定
ダボレールには等間隔にビスを打ち込む穴がついていますが、両方のレールを設置し終えるまでは仮止めの状態にしておいたほうが良いです。
なぜなら、あとからダボレールが平行でないなどの事象が出てきた時に調整しやすいからです。
[3-4]もう片方のダボレールの取り付け
ここが非常に重要です。
レールを出来る限り平行に走るように取り付けをしないと、棚板を設置できなくなります。
私自身、この作業を通して平行を保つって意外に難しいと感じました。
そこで以下に素人でも出来る水平&平行を保つポイントをお伝えします。
ココがポイント
なぜなら、片方のレールにくっついてくれるので幅を計測しやすいからです。(作業効率UPに繋がります。)
【手順4】棚板と木棚用ブラケットを取り付け
- 下地(木)を探して印付け
- 準備物の購入
- ダボレールを下地や柱に固定
- 棚板と木棚用ブラケットを取り付け ←今ココ
- 棚板をダボレールに設置
棚板にブラケットを取り付けしていきます。
[4-1]棚板を仮置き
まずはブラケットをダボレールに差し込み、その上に棚板を乗せましょう。
(↑の写真は棚板をブラケット上においてある状態です。一切固定していないので、落下に注意です。)
[4-2]棚板の位置調整
棚板を乗せたら、棚板の位置を調整していきます。
ココがポイント
[4-3]ビスの取り付け位置の印付け
棚板の位置が決まったら、木棚用ブラケットの裏の楕円形部分にマジックで色をつけましょう。
この印が板にネジを打ち込むための目印になります。
[4-4]ビスでブラケットと棚板を固定
印をつけたら一旦、棚板を裏返して床に置きます。
そして、マジックで印をつけた部分とブラケットの金具の位置を合わせてネジで固定していきます。
ココがポイント
【手順5】棚板をダボレールに設置
- 下地(柱)を探して印付け
- 準備物の購入
- ダボレールを下地や柱に固定
- 棚板と木棚用ブラケットを取り付け
- 棚板をダボレールに設置 ←今ココ
ここまでくれば、ほぼ完成したも同然です。
残り少しなので頑張りましょう!!
木棚用ブラケット付棚板をダボレールに取り付けていきます。
ブラケットの位置を調整することで解決。
以上で棚の設置自体の作業は完了です!
【まとめ】
最後までご覧下さり、ありがとうございます。
今まで納戸に物を積み上げる状態で保管していた状況が嘘のように改善されました。
また、「もう一段ほしい!」という場合にはブラケットと棚板を買い足すと何段にでも増やすことができます。
作業手順の中で非常に大切なポイントが含まれているので、再度振り返ってみましょう。
- 棚板はメラニン化粧をされているいものを選ぶと傷に強い
- ダボレールを取り付けす際にはビスを打つたびに事前に下地探しで下地があるかを確かめる
- 棚板をブラケットに取り付ける差には、ダボレールから2mmほど隙間を開ける
これであなたの家の収納環境も確実に改善されます。
ぜひ一度挑戦してみてください。
もし、なにか不測の事態が起こったとしても、それを対処することを楽しみながら取り組みしましょう!!
最後に参考までに、私が日々使っている工具を以下にまとめてあるのでご覧ください。