石膏ボードの加工手順5個とは【切り込みを入れてパキッとする】
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石膏ボードを自分好みの形に加工したいんだけど、何を準備して、どういった流れで施工すれば良いのか分からない…。

 
→こういった悩みに答えていきます!

本記事の内容

 
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は初挑戦ながら石膏ボードの加工に挑戦し、結果的にいい感じに壁を作ることができました。

<作業前>

<作業後>

今回は、石膏ボードなんて扱ったことがないよ!って人でも上手く加工するコツを解説します。

石膏ボードの加工をはじめて経験する人は、「大掛かりな工事が必要なのでは?」と考えるものですが、実は意外にもシンプルな道具と手順で施工できてしまうのです。

実際に、僕はこの本記事で紹介する方法で石膏ボードを階段下に合わせて加工し、階段下収納を作ることができました。

<階段下収納>

この記事に書いてある内容を真似すると、完全初心者でも簡単に石膏ボードの加工ができるようになります。

約5分で読めるので、石膏ボードを自分の好きな形に加工したい方は最後まで読んでください。

石膏ボード加工に必要な準備物

この記事で使用する工具と材料は次のとおりです。

<工具>
・石膏ボード用カッター
 →石膏ボードを切る際の必需品です。
・石膏ボード用ヤスリ
 →切り口がボロボロするのを慣らすのに使います。
・120cmガイド付き定規
 →石膏ボードに下書きする時に大活躍です。
・メジャー
・シャーペン
・消しゴム

<材料>
・石膏ボード(910mm×1820mm×12.5mm)

石膏ボードは厚さが12.5mmと9.5mmが売られているのでどっちを購入したほうが良いのか悩むかもしれません。

 
そういった時は、壁用なら12mmを、天井用なら9mmを選ぶといいでしょう。

<石膏ボード購入前のコツ>
石膏ボードの切れ端は可燃ごみに出すことができません。理由は産業廃棄物に分類されるからです。

なので、石膏ボード購入前に自分の住んでいる自治体で石膏ボードをどうやって捨てたら良いのかを確認していくことがオススメです。

ちなみに、僕が住む地域ではDIY程度(ゴミ袋に入るレベル)であれば不燃ごみに出していいとのことで助かりました。

 
準備物が揃ったところで、具体的な手順の解説をしていきます。

【手順1】下書きをする


まずは石膏ボードに下書きを行います。

石膏ボードを取り付けしたい部分のサイズをメジャーで測り、石膏ボードに書いていきましょう。

この作業の際に、120cm定規が大活躍します。

理由は、石膏ボード自体が大きいので普段よく使う30cm定規では長さが足りないからです。

実際に120cm定規を準備しておくと、「この定規があって作業効率が上がったー」と感じると思います。

「作業台は別途準備しないといけないの?」という疑問を持つ方もいると思います。

 
僕も初めはそう思っていましたが、ぶっちゃけ自宅のダイニングテーブル(150cm)で十分でした。

テーブルの幅が短いと、石膏ボードの宙に浮いた状態が広くなるので折れるリスクがあります。そこだけ注意ください。

【手順2】切り込みを入れる

次に下書きに沿って石膏ボードカッターで切り込みを5〜10回ほど入れていきましょう。

<作業のコツ>
・120cmガイド付き定規に沿わせる形で切り込みを入れると作業しやすい
・カッターの先端を石膏ボードの対して垂直にして切り込みを入れる

 
石膏ボードは表面がつるつるしているので切り込みが入れづらいのですが、以下動画を参考に切り込みを入れてください。(始めの2回が切り込みが入らない例で、3回目からカッターを垂直にしています。)

「石膏ボードって丸のこなどの電動工具で切り落とすんじゃないの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 
僕もyoutubeの見過ぎで電動工具を使うのだと思っていました。

ただ、ぶっちゃけ石膏ボードの加工は石膏ボードカッターで十分でした。

【手順3】パキッと折る

石膏ボードに切り込みを入れたら、自分の手で石膏ボードを上下に揺らしてみましょう。

すると、パキッと下書き通りに石膏ボードが折れると思います。

<作業のコツ>
・石膏ボードは軽く上下させるだけで良い
・折れない場合は、再度切り込みを入れよう

 
石膏ボードをパキッと折る部分をもう少しイメージを膨らませたいって方もいると思います。

なので、動画を撮ってみましたので参考にしてください。

【手順4】カッターで繋ぎを切り取る

ここまで来ると、切り落とした石膏ボードが表面の壁紙だけでつながっている状態だと思います。

ここでは、その繋ぎを石膏ボード用カッターで切り落としていきます。

<作業のコツ>
・つなぎ目を切り取り時は裏面(紙側)にカッターを入れる
・つなぎ目が自重で剥がれ落ちるのに注意

 
つなぎ目を切り落とす際は裏面(壁紙側)から刃を入れましょう。理由は切り落としやすいからです。

また、切り落とした石膏ボードが自重で剥が落ちることがあるので注意が必要です。

片手で落下しないように石膏ボードをもちあげつつ、繋ぎを切っていきましょう。

【手順5】切り口をヤスリでならす

石膏ボードの切り落としが終わったら、断面をヤスリで慣らしていきましょう。

<作業のコツ>
・力を入れないこと
・慣らし過ぎに注意

 
ヤスリをかけすぎると、本来取り付けしたい部分より一回り小さくなってしまったりするのでやりすぎ注意です。

<ヤスリがけの注意事項>
ヤスリをかけると石膏ボードの粉が大量に周辺に散らばります。

なので、作業する場合には新聞紙やブルーシートなどで保護しておきましょう。

ちなみに保護を忘れた場合は掃除機でなく、ほうきとチリトリで集めるのがオススメです。

おまけ:石膏ボードの廃棄方法

冒頭に書いたとおり、石膏ボードは可燃ごみとして一般ごみと一緒に廃棄することができません。

理由は、産業廃棄物に分類されるゴミだからです。

なので、自治体が指定する廃棄方法に従って処理しましょう。

<ポイント>
「自治体名 石膏ボード 廃棄方法」でググれば情報が見つかると思います。

まとめ


最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

完全初心者が石膏ホードを加工すると聞くと、大掛かりなイメージをしてしまいますが、実際はそうでも無いことが分かったと思います。

ぜひ今回解説した方法で石膏ボードの加工に取り組んでみてください。

最後に準備物をもう一度載せておくので、まずは準備するところからスタートですかね!

<工具>
・石膏ボード用カッター
 →石膏ボードを切る際の必需品です。
・石膏ボード用ヤスリ
 →切り口がボロボロするのを慣らすのに使います。
・120cmガイド付き定規
 →石膏ボードに下書きする時に大活躍です。
・メジャー
・シャーペン
・消しゴム

<材料>
・石膏ボード(910mm×1820mm×12.5mm)

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