【5℃上昇】リビングダイニングの冷気をプチプチで断熱する方法
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夢のリビング・ダイニングを手に入れました。ただ、予想以上に冬の寒さが身にしみます。何か防ぐ方法はありませんか?

 
→こういった悩みに答えていきます!

本記事の内容

 
本記事を書いた経緯

この記事を書いている僕は、自宅のリビングダイニングの窓にプチプチを取り付けました。

<プチプチを取り付けしたあと>

これによって、室温が約5度も上がったので知見を残しておきたいと思います。

 
夢のマイホームを手にした方にとって、真冬の悩みといえば「部屋の寒さ」ですよね。

できる限り気密性が高い家を目指したつもりでも、意外に室温が低下するのがアルアルです。

我が家も毎年、真冬になるとリビング・ダイニングが10度ぐらいに低下して、寒さに耐えるのが悩みのタネでした。

そこで今回、僕がプチプチを活用して窓の冷気を遮断し、真冬でも室温を下限15度をキープ出来るようになった方法を解説したいと思います。

【解決したい悩み】真冬の冷気をどうにかしたい!

まず初めに、僕が解決したかった悩みの詳細を先に説明したいと思います。

それは、「真冬の隙間風によるリビング・ダイニングの冷え」です。

 
具体的には、1階の「1つの大きな窓」と「2つの小窓」からの冷気を遮断したかったのです。

<大きな窓>

<小窓>

特に、ソファーに寝転がっている際に大きな窓から「すぅ〜」と冷気が降りてきて顔に当たるのがとても不快でした。

また、真冬の早朝にリビングダイニングへ降りてくると室温が10度になることもシバシバ。

入居して7年目になりましたが、流石に我慢できなかったので重い腰を上げることにしました。

この記事では、小さい窓と大きな窓にプチプチを取り付けた際に撮影した写真を混ぜて解説しています。

【課題】考慮しないといけない事

我が家は、「①外|②窓|③ガラス障子|④室内」という順番になっています。

そして、②と③の隙間が3cm以下という制約を抱えていました。

具体的には次の写真の通り。

<隙間の写真>

写真の隙間が狭いのが特徴です。

また、別の窓には手回しで窓を開閉できるハンドルが付いています。

<手回し式のクルクル>

このハンドルが付いている窓って意外にありますよね。

まとめると、今回は次の2点を考慮して手段を選ばないといけなくなりました。

<考慮しないといけないこと>
①確保できる隙間が3cm以下
②手回し式のハンドルが使えなくなることを回避

 
ちなみに、一番大きな窓は縦220cm(高さ)×横257cmとかなり大きいのでこれも考慮すべき1つでした。

それでは、次の章で僕が吟味した手段の紹介をしたいと思います。

【手段】プチプチをコの字にする

昨今ではYoutubeやホームセンターで窓の断熱方法が紹介されています。

僕も最初は次の2つの方法を検討しました。

<手段案>
①窓ガラスに専用のプチプチを直接貼る
②プラスチックダンボール(プラダン)での二重窓

 
ただ、前者は窓枠から冷気が漏れてくること、後者は施工スペースとサイズが足りない事から頓挫。

だいぶ絶望感というか「沼った…」と思いました(笑)

そこで各種Webサイトを調べ「窓枠にマジックテープでプチプチを貼り付ける」情報を見つけました。

これを応用して「窓枠にコの字型でプチプチを貼り付ける」方法を思いつきました。

<コの字に貼るイメージ>

これらなら省スペースで断熱もでき、どんな大きさの窓にも対応可能だと感じ挑戦してみることに。

【準備物】プチプチが肝

今回の施工に使用した準備物を紹介したいと思います。

揃えた材料、使用した工具は次の通り。

プチプチ

プチプチの購入時に気をつけるべきポイントは「何層か」と「硬さ」の2つです。

層について、①通常の梱包で使われる凸の形をした「2層」と、②凸に更にもう一層フィルムを重ねた「3層」があります。

 
僕は断熱性を重視して、層が多い「3層」を選びました。

次に、硬さはD37とD42がAmazonで一般的売られているものです。

 
両者の厚みは大きな違いなく、しっかり度合いが多少違う程度です。

僕はフィルムが硬い事での断熱性を理由にD42にしました。

ちなみに、Amazonで売られているプチプチはとても大きかったです。

<小学1年生と並べたところ>

正直、今回の施工だけではプチプチが半分ほど余りました。

ただ、失敗しても大丈夫という安心感は大きかったです。

マジックテープ

白色と黒色のどっちを購入するか悩むと思います。

個人的には黒色が好きなのですが、僕は「窓枠に合わせる形」で白色を選択しました。

作業後の今だからこそ言えるのは、当時の判断で良かったと思います

120cm定規

この定規は、以前私が階段下収納を作った時「【初心者】階段下収納DIYの全12STEPを解説【完全ロードマップ】」に購入したものなのですが、大活躍でした。

具体的には、次のようなシーンで活用しました。

<長い定規が役に立った事例>
・窓枠にマジックテープを貼るための下書き線を書くとき
・プチプチを切り出すときの重りとして

 
「今回は使用しないだろう」って思っていたのですが、逆にこの定規のおかげで作業がはかどりました。

切れ味が良いハサミ

切れ味が悪いとプチプチを切断するときにガタガタになったり、作業効率が落ちてしまうのでこちらも配慮しましょう。

フリクションマーカー

プチプチや窓枠に下書きをする際に活用します。

熱で消える塗料であることと、下地を傷めないマーカーである点が工夫です。

 
以上で準備物の説明は終わりです。

ここからは実際の施工手順の説明に移りたいと思います。

【手順1】プチプチの分割案を考える

まず初めに、窓に対してプチプチをどう貼るかを考えます。

今回準備したプチプチの幅が120cmなので、次のように考えると良いと思います。

<プチプチの配置案>
①横幅100cm未満の窓なら縦1枚
②横幅100cm以上200cm未満の窓なら縦2枚
③横幅200cm以上の場合は3枚(だけど配置は縦3枚でない

 
③がイレギュラーなので後ほど詳細を説明します。

加えて、プチプチの貼り方で意識しておいたほうが良いコツを2つ紹介します。

<失敗しないコツ>
[A]プチプチ2枚以上使う場合は、窓のサッシに合わせる
[B]プチプチ同士の貼り合わせ2列が限度、3列は誤差が増えるので避ける

 
早速、1つづつ解説をしていきたいと思います。

プチプチ2枚以上使う場合は窓のサッシに合わせる

プチプチ2枚以上使用する場合は、つなぎ目を窓のサッシ位置に合わせるのがコツです。

理由は、窓ガラス部分でつなぎ目を作ってしまうと影が写ってしまうからです。

言葉だと分かりにくいので、実際の写真を載せます。

<写真>

この写真のように、プチプチのつなぎ目を窓のサッシに合わせることで見栄えが良くなります。

2列が限度、3列組み合わせは誤差が増えるので回避

次に、横幅200cm以上の窓にプチプチを取り付けする際に、縦に3枚のプチプチを貼るのを避けたほうが良いと思います。

理由は誤差が広がりすぎてしまい、失敗の原因になるからです。

<最初に考えていたこと>

僕はこのように縦に3分割しようと思っていました。

ただ、これだと実際に長さ計測の際に各プチプチの重なりを考えるのが面倒になりました。

そこで、このように1枚を縦に残りを横に配置しました。

<修正後の着地>

これによって、プチプチが2列(枚数は3枚)になるので、横幅の誤差を神経質に考える手間を減らすことが出来ます。

【手順2】サイズを測り下地をひく

プチプチの配置方法が決まったら、長さを測ってプチプチに下地を書きます

長さ計測においてコツは次のとおりです。

<失敗しないためのコツ>
①両サイドは「プチプチ半分」の余裕を入れておく
②合わさる部分は片方のプチプチだけという部分

 
まず前者について、両サイドになる部分はプチプチ1個分の余裕を開けておきます。

<実際の写真>

理由はハサミで切った切り口が綺麗に真っ直ぐでないので、それの吸収にするためです。

そして、次に後者②が大事なポイントです。

それは、プチプチを重ねる場合、重なる部分を余分に持たすのは片側のプチプチだけで良いということです。

140cm横幅の窓だった場合の例を紹介します。

[A]【NG】横幅60cm+横幅80cmにカット
 重なり部分が無いので短くなってしまう
[B]【NG】横幅62cm(60cm+重なり2cm)+横幅82cm(80cm+重なり2cm)にカット
片方の重なりが不要なので長くなってしまう
[C]【OK】横幅62cm(60cm+重なり2cm)+横幅80cmが最適

 
僕は、A(短すぎるパターン)は事前に予測できましたが、ついついB(両プチプチに重なりを設けてしまうパターン)をやってしまいました。

結果、当たり前ですが窓枠に取り付けする際に大幅に横幅が余ってしまいやり直しになりました(笑)

【手順3】切断

長さ計測が終わったら、プチプチの切り出しに取り掛かります。

切り出す際のコツは次のとおりです。

<失敗しないためのコツ>
①床など広い場所で行うべし
 →床は掃除しておかないと静電気でホコリがいっぱい付くことに注意
②プチプチを見つつハサミを滑らすようにする
③もう一度サイズが合っているかを確かめる

 
個人的な経験則として、切り出し作業は床など広い場所で行う方が良いと思います。

理由は、作業効率が良いからです。

また、プチプチをハサミで切る際は、眼の前のプチプチラインを追いつつハサミを滑らすと綺麗に切り出すことができます。

<切り出しているところ>

もし、同じサイズのプチプチを2枚切り出す場合は、下地を引かずに切り出した1枚目を重ねた状態でハサミで切るほうが楽だと思います。

<プチプチを重ねて切断>

<参考>サイズは2度チェックを行う

プチプチを切断する前にもう一度長さがあっているかの確認をしたほうが良いと思います。

理由は、僕は113cmと103cmを間違えていて、取り付けの際に大きな手戻りが発生したからです

<長さが足りていないところ>

この時に気づくと絶句なので、僕と同じ失敗をしないように気をつけてくださいね。

【手順4】マジックテープを取り付ける

プチプチを切り出ししたら、今度はマジックテープを取り付けていきます。

ちなみに、マジックテープはチクチクと硬いのがA面/フック面/オスと呼ばれ、ふわふわと柔らかい面がB面/ループ面/メスなどと呼ばれているそうです。

 
作業のコツは次のとおりです。

<作業のコツ>
・プチプチにフック面(チクチクした方)を取り付ける
・先に上→サイド→結合面という順番

 
今回、プチプチにマジックテープのフック面を取り付けしましたが、逆でも良かったかもしれません。

理由は、取り付けの際に自分が来ているセーターに纏わりつくからです。

色々調べましたが、「固定する方をループ面、稼働する方をフック面」にするのが基本らしいですが、肌に触れやすい面をループ面にするなど例外も有りとのことです。

 
また、マジックテープは上下を必ず隙間なく埋めたいので、上下→サイド(別プチプチと結合しない方)→サイド(結合する方)という順番に取り付けすると良いと思います。

<左右を結合させる場合>

この写真のように、右側の裏面にマジックテープを貼ることになります。

間違っても表側に貼らないようにしましょう。

<上下を結合させる場合>

左右と段取りは同じです。

ちなみに、僕が今回使用したマジックテープは、取り付け直後は何回も剥がすことが出来ます。

<マジックテープの取り外し>

ただ、約2分経つと完全に接着して剥がせなくなるので、その特徴を活かして綺麗に取り付けしていきましょう。

<完成図>

このような感じで大きなプチプチが完成しました。

ちなみに、縦と横が交わる角の部分はこのあと切り落とすので、どっちが上になっても問題ありません。

【手順5】角を落とす

今度は、プチプチの角を切り落とします。

理由は窓枠に取り付けするためのコの字を作るためです。

<コの字を作らないと…>

取り付けの際に角が収まりずらくなります。

<コの字を作ると>

綺麗に角が収まります。

シンプルに言うと箱を作るのと同じ考えです。

簡単ですが、作業のコツは次の通り。

<作業のコツ>
・補強のためにテープを貼る

 
どうしても、プチプチの角を切り落としてしまうと、その隙間が破けてしまうことが気になるので僕は次のような補強を行いました。

<角の補強>

これが正解かどうかは分かりませんが、今のところ問題なく機能してくれています。

【手順6】窓枠に下書きを書く


今度は取り付けする窓枠にマジックテープ(ループ面)を貼るための下書きをしていきます。

レールがある横方向はレールを目印にマジックテープを貼れば良いのですが、縦方向は目印がないので必要な作業です。

<作業のコツ>
・高さが高い場合は3箇所ほどマーカー着けて、定規で線を引く
・レールから5mmほど離すこと。理由はプチプチが湾曲になるため

 
実際の写真も載せておきます

<下書きを書いたところ>

この下地を書く時に、アルミ定規が大活躍してくれました。

30cm定規で何度も線を引くってことも可能ですが、それだと線が歪んだり効率性に欠けちゃいます。

【手順7】窓枠にマジックテープを(メス)貼る

下書きが終わったら、マジックテープ(ループ面)を取り付けていきます。

作業のコツは次のとおりです。

<作業のコツ>
①ポケットにマジックテープを入れておくと勝手に回転して便利。
 →クルクルになるのを防止

②横方向はレールから5mmほど離すこと。
 →理由はプチプチが湾曲になるため

 
縦方向は先ほど記載した下書きに併せてマジックテープを取り付けしていきます。

その際に、マジックテープのロールを上着のポケットに入れておくと作業効率が上がります。

理由は、マジックテープを引っ張るとロールがポケットの中で回転して、捻れるのを防止できるからです。

<ポケットに入れているところ>

これをやらないと…

<どんどん捻れていく>

こんな感じで捻れていってしまいます。

また、横方向(レールに沿わせて)に貼り付ける際は、5mmほど余白をあけて貼り付けていく方が良いです。

<横方向の貼り付け>

理由はプチプチ取り付け後、外気の影響でプチプチが内側に膨らんだ状態になるためです。

<内側に膨らんでいる様子>

その膨らみがガラス障子にダメージを与えないようにするための工夫です。

<参考>マジックテープが足りなくなった場合

施工をしているとマジックテープのロールが足りなくなる瞬間があります。

<ちょっと足りない>

こんな時も特に気にせずに新しいマジックテープを続きから貼り付ければいいと思います。

<足りない部分を継ぎ足したところ>

【手順8】プチプチ取り付け

ここまで来たらもうひと踏ん張りです。

プチプチを窓枠に取り付けしていきます。

作業のコツは次のとおりです。

<失敗しないコツ>
①角を先に取り付けする
 →左上、左下、右上、右下の順
②誤差は辺をたわませることで吸収する
③丁度でサイジングしているのでピンッと張る

 
いちばん大切なのは、①の四隅から先に取り付けする点です。

理由はミスを検知しやすいのと誤差を埋めやすいからです。

<左上>

<左下>

この時点で、高さが間違いなかったことを確認することが出来ます。

 
そして、右上の角に取り掛かります。

<右上>

この時点で、横幅が間違っていなかったと安心できると思います。

 
このように四隅を固定したら、残りのマジックテープ(各辺)を取り付けします。

その際、長すぎた場合は若干マジックテープをたわますことで吸収することが出来ます。

<誤差を吸収しているところ>

<参考>可能なら外側からマジックテープを固定する

もし外側にアクセスできるのであれば、この写真のようにマジックテープをきちんと張り合わせたほうが良いと思います。

<マジックテープの貼り合わせ>

そうすることでより一層、冷気を遮断することが出来ます。

【完成】仕上がりをチェック

ここまでお疲れ様でした。

ついに完成です!

この写真のように、素人作業でしたが十分綺麗に仕上がりました。

<中から見た写真>

<ガラス障子を取り付けたところ>

ガラス障子を取り付けすると、横のラインが入ってしまっていますが想定範囲内です。

本当は障子の縦ラインを狙いたかったのですが…合格点としましょう。

<ガラス障子越しにプチプチ>

ガラス障子からはプチプチが多少映ります。

初めは気になったのですが、生活しているぶんには全く気にならなくなりました。

<外からみた写真>

今まで外から室内が丸見えでしたが、プチプチを施工したことで全く見えなくなりました。

【効果検証】最低室温が5℃上がった!

最後にプチプチを窓に施工したことでの効果を残しておきたいと思います。

我が家では分かりやすく効果を体感することが出来ています。

<効果概要>
・施工後は朝でも「ひやっ」を感じることが無くなった
・スイッチボットを導入して見てみると寝る時に20→朝方に15度をキープ

 
今までは毎朝、2階から1階に降りてくると「ひやっ」とした空気を感じていました。

それが、嘘のように無くなりました。

思わず家族全員で「意外に効果あるね」と口に出したほどです。

そして、数字的な効果についてです。

 
プチプチ取り付け前の状態では早朝で10度になることがシバシバありました。

これがこの写真のように、下がっても15度前後で推移するようになりました

<我が家の1階の室温推移>

正直、想像以上の効果を得ることが出来ましたのでメッチャ嬉しかったです。

まとめ

最後までご覧下さり、ありがとうございます。

この記事では、真冬の断熱手段としてプチプチを考えている人向けに、具体的な方法を解説してきました。

 
正直、これだけ効果があるんだったらもう少し早くに取り掛かっていれば良かったとさえ思っています。

さて、次はアタナの番です。

あなたには僕が沼った部分を包み隠さずシェア出来たと思っています。

あとは、準備物を揃えて行動あるのみですよ。

 
準備物を再掲しておきますので、まずは揃えるところから取り掛かって見てください。

それではこの辺で終わりたいと思います!

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